ボキボキ鳴らすことは、どういうことなのか

頚や肩が凝りやすい人の中には、自分で頚を強くひねってボキボキ音を出すことが癖になっている人が多いようです。

頚をボキボキ鳴らすと気持ちが良く、ついついやってしまうのです。

ところが、それによってかえって症状が強くなっていることが多いようです。


●ボキボキ鳴らすことは、どういうことなのか
頚をひねった時に鳴る音は、いったい何の音なのでしょうか。

ボキボキ音がすると、ズレていたものが矯正されたような感じがしますが、実際はどうなのでしょうか。

試しに自分の指を鳴らしてみましょう。

強く指を曲げていくと、指の関節が「ポキッ」と鳴ります。

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頚をボキボキ鳴らすことがなぜいけないのか

頚をひねってボキボキ音がすると言うことは、頚の骨と骨との間の関節がある一定以上動いたということです。

でもそのことが何故いけないのでしょうか。

頚の骨は全部で7つあり、それらの骨が少しずつ動くことによって頚全体の大きな動きを作っています。

頚を強くひねると、頚の中でも動きやすい関節が動いてボキボキという音がします。

ボキボキ鳴らすことを度々繰り返すしていると、いつも動くグラグラな関節と、動きの悪い関節とができてしまいます。

このような状態になると、普段頚を動かした時でも、その動きのほとんどをその動きやすい関節が行い、常に負担がかかる様になってしまいます。
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治療でボキボキするのは…

さて、「治療的意義がない」と書きましたが、「カイロプラクティックや、整体の治療でも、ボキボキするではないか」と思われる方も多いと思います。

確かに、治療上ボキボキすることがあります。

カイロプラクティックでは、動きの悪くなった関節を動くようにすることが、治療上重要な位置を占めています。

そこで、触診によって動きの悪い関節を探し出して、その関節を動かすためにそのようなテクニックを使う場合があります。

通常は、ある1カ所の関節をねらって矯正しますから、矯正音は「ボキッ」と一回だけ鳴るのが普通です。

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自分でむち打ち症を作ってしまう

ボキボキ鳴らすことによってグラグラな関節を作ってしまうということのほかにもう一つ問題があります。

それは、自分で頚をならす場合にかなり無理なひねりと力をかけてしまうことです。

瞬間的に強い力がかけられるために、頚を支えている靱帯や筋肉が急に伸ばされ、微細な内出血等が生じて、炎症が起こってしまいます。

この状態は、いわゆる「むち打ち症」と同じです。

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ボキボキ鳴らすのをやめるには

ボキボキ鳴らすことが良くないことだとわかっても、癖になってしまったものをやめるのは並大抵のことではありません。

その一番の問題は、「ボキボキ鳴らすとスッキリする」ということです。

頚の周りが苦しくなった時に一回頚をひねってボキボキとしてしまうと、一時的にしろ、かなり楽になります。

しかし、それと同時に頚が重くなる原因を作っているわけですから、決して良いはずがありません。

実際この癖を無くしただけで、特に治療することなく頚の症状が軽くなってしまうこともあります。

それでは、頚が重たくなってきたら、どうしたら良いのでしょうか。


まず、軽いストレッチをやってみましょう。

重苦しい部分の筋肉が伸びるように頚を曲げ、しばらくその位置で止めておくというものです。

このとき、決して無理に伸ばさない様、ほんの少し張り感のあるところで止めるようにしてください。

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